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  • 化粧品総合特集 日油、サステナブル原料を拡充
  • 2025年9月29日
  •  日油は植物由来の化粧品原料を拡充し競争力を高める。このほど、水性保湿油の新製品「NATUWIL(ナチュウィル) TP-01」、エモリエント剤「BIOLEAM(ビオリーム)」から新グレードを展開した。石油由来原料と同等の機能・品質を保ちつつ、サステナブルな処方設計を可能とする。

     NATUWILは、100%植物由来原料で開発した水性保湿油。既存の「WILBRIDE(ウィルブライド)」の、水溶性ながら油剤のような滑らかな感触を付与するという特徴を植物由来で実現した。肌なじみの良さや高い保湿効果に加え、植物由来のキサンタンガムやポリグリセリン系活性剤のべたつき低減が可能。化粧水や乳液といったスキンケア製品向けに提案していく。

     BIOLEAMは、化粧品用ベースオイル「PARLEAM(パールリーム)シリーズ」の植物由来タイプとして2023年に製品化。このほど上市したのは従来のBIOLEAMより粘度が高いタイプで、「BIOLEAM-EL」「同S」「同R」の3グレードを売り出す。

     生分解性に優れるELは、スクワランや水添ポリイソブテンと類似する使用感を持ち、粉体の分散性・分散安定性でも高い評価を得ている。SとRは、αゲルの結晶化抑制効果を発揮する。市場では珍しい高粘度の植物由来オイルとして、口紅などのメーキャップ向けに提案を強める。

     BIOLEAMは、今年のCITE JAPANでサステナビリティに優れた製品として銅賞を受賞し注目を集めた。BIOLEAMやNATUWILのような植物由来原料を製品ポートフォリオに追加することで、顧客が処方に応じて選択できる原料の幅を広げていく。

     一方、石油由来原料の持続可能性を高める取り組みも進めており、WILBRIDEを製造する千鳥工場(川崎市)では既にISCC PLUS認証を取得しており、今年度中にPARLEAMを製造する大分工場(大分市)での取得を予定している。
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