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  • 化粧品総合特集 住商コスメティクス、成長と持続可能性を両立
  • 2025年9月29日
  •  「化粧品の力を信じ、より美しい世界をつくる」との理念の下、住商コスメティクスは「化粧品素材」と「化粧品ODM」の両輪でJ-beautyの世界への発信、価値向上に取り組んできた。2023年度には独仏伯の化粧品素材販売事業会社が住友商事から移管され、足元のグローバル顧客ネットワークは2000社以上にまで拡大。現中期経営計画では事業ポートフォリオや地理的拡大でさらなる成長を目指し、サステナビリティの取り組みにも余念がない。

     ポートフォリオの拡大では、スキンケア、ヘアケア、メークアップの3ケアに続き、フレグランス

    分野にも本格的に踏みだす。このほど、フレグランスのコンパウンドを調合し、ブラジル北部で販売するプリモラに出資した。従来、伯南部で販売してきたが、買収を機に全域展開に乗り出した。

     また、マルチナショナルのニーズに対応するため、さらなる地理的拡大も図る。素材ビジネスパートナーとの協業・業務提携を基本に、アジアや中南米など未進出地域でのビジネスを広げる。

     サステナビリティの追求にも余念がない。資源循環の観点では、住商フーズとともに食品残渣を化粧品原料として活用するプロジェクトを進め、ポーラ・オルビスグループのACROの賛同を得た。引き続き、他のメーカーへも提案を重ね、プロジェクトのすそ野を広げていく。グリーン素材の取り扱いも広げており、韓バイオジェニックや仏ポリマーエキスパートなどに加え、昨年にはGSカルテックスともバイオ素材の市場開拓に向けた提携の覚え書きを結ぶなど、ユニークな商材の日本への導入を進める。

     23年に川崎市(神奈川県)に設けたR&D拠点の運営も軌道に乗ってきた。グローバルR&Dの司令塔役を担い、日本の素材メーカーの海外事業拡大や共同開発を通じた日系製品の強みの海外発信にグループ一体で貢献する。5月に開催された化粧品産業技術展「CITE JAPAN」ではラボで開発したソリューションを出展し、訪問顧客から好評を博している。
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