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  • 化粧品総合特集 大阪有機化学工業、工場効率化で収益強化
  • 2025年9月29日
  •  大阪有機化学工業は、工場の効率化に取り組むことで収益基盤を強化する。金沢工場(石川県白山市)、酒田工場(山形県飽海郡)の両工場で段階的に設備投資を行いながら、生産量増加や製品の品質向上、コスト削減を図る。同時に、新たに販売会社を設立した北米で供給拠点確保に向けた事業化調査(FS)を進めることで、グローバルで競争力を高めていく。

     同社はカチオン、ベタイン、ノニオンの全タイプの化粧品原料ポリマーを保有する。三菱ケミカルから譲り受けた「ユカフォーマー」「ダイヤフォーマー」「ダイヤスリーク」を含め、ムースやスプレー、ジェル、ミスト、ワックスなどのヘアスタイリング製品をはじめ、シャンプーやリンスなどのインバス、スキンケア製品に幅広く使用され、国内外で需要が堅調に推移している。

     国内ではユニークな特性や品質、安全性の高さを生かし、引き続き、新規顧客開拓に努める。同時に、酒田工場で生産性向上やコスト削減に向けた各種施策や改善案を実行中。金沢工場でも抜本的対策に向けた検討を行いつつ、収益力を強化する。また、将来のグローバル需要に対応するため、両工場で段階的に設備投資を実施しながら供給体制を拡充する。

     海外では、中国、韓国、東南アジア、インド、米国、欧州といった各地域で実績を有し、今後も需要の増加を見込む。現地の顧客の要望に沿った処方提案を行いながら、市場提案力を強化する。現地商社や日系商社との連携を図りつつ、ローカル企業を含め認知度向上および普及促進につなげる。

     成長が期待できる米国では、新中村化学工業(和歌山市)との合弁会社設立を契機に、北米市場での化粧品原料の販売拡大を目指す。現地展示会への出展なども予定しており、市場開拓を本格化する。さらに、現地での供給拠点確保に向けたFSも実施しつつ安定供給を目指していく。
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