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  • 化学品商社特集 SPC Japan、新たに環境対応型製品2品
  • 2025年11月25日
  •  SPC Japanは、ノルマルパラフィン系およびナフテン系製品を主軸に、炭化水素系洗浄剤・溶剤の提案を進める。2025年度上期は「物流コスト上昇や価格転嫁の難しさがあった一方、販売数量は右肩上がりで推移した」と中村美奈都社長は振り返る。ウェブやメルマガによる営業施策が奏功し、新規の引き合いが増加。積極的なサンプル提供が成果につながっているという。

     第三石油類タイプのノルマルパラフィン「SP Clean(クリーン)200」は、金属洗浄用途を中心に好調を維持。引火点が高く、円安環境下でもコスト優位性を発揮した。また、パラフィンとナフテンの混合タイプ「SPCN80」も前年比2倍に伸長し、第3石油類需要の高まりを示している。いずれも韓国製品。

     新たなラインアップとして、脱芳香族炭化水素「ESOL EVM-8」「ESOL EVM-15」の取り扱いを開始した。低流動点による優れた低温性能と高い安全性を両立し、芳香族・硫黄分・TVOCフリーの環境対応型製品。可塑剤や産業用油剤の基材として、PVC(ポリ塩化ビニル)用途では粘度調整に優れ、1次可塑剤の使用量削減にも寄与する。15は第4石油類に分類され、ベースオイル用途で採用が進む。引火点はそれぞれ184度C、216度Cと高く、安全面での信頼性が高い。

     海外展開も進み、インドネシア、ベトナム、タイ、中国などで引き合いが増加。ノウハウを蓄積しつつ市場開拓を進めている。社内ではDXの一環として受発注システムを来期稼働予定。人工知能(AI)の活用にも着手している。「AIが代替できない領域を担える人間性を重視し、コミュニケーション力を持つ採用を進めている」(中村社長)。国内石化メーカーの新陳代謝も追い風に、製品群の拡充と提案領域の拡大を図る方針だ。
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